ゼンマイを巻く手間が掛かりクォーツ式の時計ほど正確でもない

時計といえば正確性は最重要項目と言えますが、実は機械式時計はクォーツ式時計よりも正確性で劣っているという問題があります。クォーツ式の精度はおよそ月差±15秒~30秒以内が正常値とされていますが、反面機械式時計は日差±20秒を正常値としています。日常使用であれば致命的な問題にはならない事も多い誤差ですが、クォーツ式と機械式に比較的大きな差があることは否めません。また機械式は数日毎にゼンマイを巻く手間がかかる事もデメリットと言えるでしょう。自動巻き時計などの腕の動きによってゼンマイを巻くタイプの機械式時計もありますが、デスクワークが多い場合は腕の動きによる自動巻きができず止まってしまうこともあります。機械式時計はゼンマイを巻かなければおよそ2日ほどで止まる事が多く、こまめな手間や手入れが必要になる点はやや面倒と感じる人もいるでしょう。

複雑な構造のため壊れやすくメンテナンス費用も高め

機械式時計は非常に複雑な構造をしているため、磁気や衝撃、振動といったものに曝されると止まってしまったり壊れてしまう可能性が高いデメリットがあります。精密機器全般は衝撃や磁気などに弱いのは当然ですが、機械式時計自体が比較的高価で資産価値のあるアイテムです。複雑で機械的な内部構造を調べて修理するためには専門の職人にやってもらう必要があるため、修理のための費用が高くなる傾向があります。前者の故障しやすさに関してはゼンマイを磁気耐性のある強度の高い素材に置き換えたり、ケースを頑丈にして内部構造がズレない様に守る工夫が凝らされた機械式時計などもでてきていますが、それに伴って更に高価格化する場合もあり、修理コストが上がることにもつながるため慎重に扱わなければならないアイテムであることに変わりはないようです。